嵐山駅 (阪急) (Arashiyama Station (Hankyu Railway))
嵐山駅(あらしやまえき)は、京都市西京区嵐山東一川町7にある、阪急電鉄阪急嵐山線の終着駅である。
京都を代表する観光地の一つ嵐山への大阪・神戸方面からの玄関口である。
駅構造
かつては頭端式ホーム6面5線のホームであったが、現在は3面2線に縮小され、使用されていないホームには植樹がなされている。
通常は中央のホームのみ使用するが、行楽期には両外側のホームを降車専用として使う。
この降車専用ホームからは上りスロープと下り階段により改札(上写真右端)へと通じているが、通年使用されている改札口(上写真中央付近)に行く通路はない。
また、1号線は展示などのイベントに使用されることがある。
駅名標には「嵐山」の下に括弧付きで「(嵯峨野)」と記されている。
また、方面案内標識には「京都(河原町)」と記されているが、ここでいう「京都」は京都駅や京都市のことではなく、いわゆる洛中(らくちゅう、概ね旧平安京内部)のことである。
古めかしい駅舎が今もなお健在である。
土休日は1号線を、平日は2号線を使用する。
また、イベントなどは1号線で実施する。
利用状況
平成15年度の1日あたりの乗車人員は約3,395人(京都府統計書より)。
駅周辺
周辺は住宅地。
嵐山の観光地は駅から北西の方向にあたる。
渡月橋まで約400m。
京福電気鉄道嵐山駅 (京福電気鉄道)は渡月橋を渡って徒歩約10分。
さらに北へ行くと、西日本旅客鉄道嵯峨嵐山駅、嵯峨野観光鉄道トロッコ嵯峨駅などがある(ただし徒歩で30分程度掛かるため乗り換えに利用する際には注意が必要)。
ミニストップ
京都嵐山郵便局
京都市立嵐山東小学校
桂川 (淀川水系)
京都府道29号宇多野嵐山山田線
バスのりば
阪急嵐山駅前
京都市営バス
28系統:(四条大宮経由)京都駅行
28系統:大覚寺行
京都バス
歴史
嵐山観光の客を見込んで、当初は6面5線という巨大なターミナル駅として建設された。
しかし乗客がさほどいなかったことから、戦後に3面2線へ縮小した。
今も東側にホーム跡がある。
1928年(昭和3年)11月9日 新京阪鉄道嵐山線開通と同時に開業。
1930年(昭和5年)9月15日 会社合併により、京阪電気鉄道の駅となる。
1943年(昭和18年)10月1日 京阪電気鉄道と阪神急行電鉄との合併により、京阪神急行電鉄(のちの阪急電鉄)の駅となる。
1944年(昭和19年)1月9日 資材供出のため全線単線化。
その他
第2回近畿の駅百選に選定されている。
隣の駅
阪急電鉄
■嵐山線
松尾駅 (京都府) - 嵐山駅